尺六京型胴長(二)塗、箔、組立

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布着せした場合、表面を平坦にするために砥の粉下地もヘラ付けと研ぎを繰り返し、やや厚め。

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中塗り、研ぎ。

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上塗り、箔押し。

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塗り仏壇はとにかく細かい部分まで塗り、箔押すので、出来上がると素地が何だったかは次に分解するまでわからない。

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組立。壁三面を仮固定して、下から順に。

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最後に戸の取り付け。金具に合わせ、カンヌキ部分を刳る。

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出来上がり。
仏壇には、塗り・箔押しの他に、木地、彫刻、宮殿、蒔絵、金具、と専門職人が関わります。仏壇は基本様式に変化はないのでパッと見どれも同じように見えますが、今回のように仏間に合わせて作る場合、細部に各専門職人の経験と知識が発揮されます(ゆえに細かい設計図は存在しない)。次代の職人が分解し塗り替えたり煤抜きをしたりする時のことを思いながら。

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