今回更新の作業記録は8月末のもの。現在夜な夜な箔押し中。前回までは、下地に至るまでの木地補修でしたが、ここからがいわゆる彩色作業になります。
まず、木地補修の粗をサンドペーパーで落としてから、下地二号(赤茶色)を。
二日ほど乾燥させ、サンドペーパーで整え、さらに黒下地を。細かい彫りなど潰さないよう薄めに数回。
そして水研ぎ。
地道で面倒な作業なので適当になりがちですが、後の表面の仕上がりは、全てこの下地の段階で決まります。
この状態から、ようやくここまで辿り着き感慨深いです。
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左右の欄間についてはこちら。
欄間彩色:下地【鳳凰/左】
欄間彩色:下地【鳳凰/右】